厚銅基板・大電流基板

大電流基板とは、高い電流が流れる基板として、産業機器、電気設備、電車などに使用されています。弊社では大電流や放熱を必要とする場合に内層に300~500ミクロンの厚銅を用いる厚銅多層プリント基板を製作します。大電流基板は流れる電流が高いので、パターン幅や厚みの設定がとても重要になります。

厚銅基板・大電流基板の製品例

外層が厚銅になっている基板

  • 銅厚100μでライン200μ、スペース200μが可能
  • 必要に応じてフラット処理が可能

厚銅基板・大電流基板の特徴

パワー回路電源部、信号ライン部、部品搭載部など1枚の基板に集約できます。

大電流部分を基板にすることで配線の自由度が向上し小型化が図れます。

パワー回路電源部を内層に組み込むことで、周囲へのノイズによる影響を低減します。

基板集約により組み立て工数が減少し、配線接続時の間違いを低減させます。

厚銅基板・大電流基板の層構成図

厚銅基板・大電流基板の製品仕様

項  目仕  様
材 料PTFE・FR4・PPE・銅板・アルミ
板 厚0.1~8mm
穴経/ランド経アスペクト比6~8 穴径+400μm
最小線幅(μm)標準100/100 条件付き40/50
レジスト色緑・青・白・黒・茶
シルク色白・黄色・黒
表面処理Au・フラックス